安全なドッグフードの選び方~決定版~

犬のアレルギー(入門編)


photo by Got It! by Stuart Richards, on Flickr

 

犬のアレルギーの発生原理、症状、原因などについて、
わかりやすく説明する「犬のアレルギー(入門編)」となっています。
検査や対策については、「犬のアレルギー(対策編)」で説明します。

アレルギー反応の原理

犬や人間など動物には、外からやってくるウイルスや細菌などといった「敵」から自分の体を守る「免疫」という優れた防御システムがあります。
ところが、本来、体を守るための「免疫」機能が無害のはずの花粉や食物などを有害と誤認識して、これらを排除しようと過剰反応した場合に起こるのがアレルギー反応です。
このアレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」といいます。

アレルギーの症状

アレルギーは、皮膚、消火器、呼吸器などに炎症を起こしますが、犬で最も多いのは、「アレルギー性皮膚炎」です。
眼や口の周り、耳、脇の下、お腹、足の先端などに起こります。
主な症状は皮膚のかゆみで、かゆみがでる部分は耳、口や眼の周り、脇の下、股、足先などが多く、犬が指の間や内ももなどをやたらとなめるのは、アレルギーのサインと言えます。
人間の場合、花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が見られますが、犬の場合には、くしゃみ、鼻水など呼吸器系の症状よりも、皮膚炎として多く発症します。

アレルギーの原因

アレルギーの原因は、様々あって、積み木のように、積み上がっていきます。
一つの原因だけで、発生することはほとんどありません。
アレルギーには、大きく分けて、3つの原因があります。

①周囲環境
 ・空気浮遊物
  ハウスダスト・ダニ・カビ・花粉などが原因と考えられます。
 ・体に触れるもの
  犬の体に接触するものは非常にたくさんあります。
  屋外なら草むら、屋内なら床材、ソファ、クッション、毛布、マットなど
  犬が接するものすべてが原因となります。
  食べ物を入れる食器も原因となることがあります。
 ・精神的ストレス
  人間同様、精神的ストレスが原因となる場合があります。

②遺伝
 遺伝により、持って生まれた体質が、アレルギー体質であれば、もう仕方ありません。
 また、もともと犬の皮膚はあまり強くありません。
 純血種は、長い間狭い範囲で交配を繰り返してきたため、デリケートな体質になっています。

③食物
 食物中のアレルギー物質(アレルゲン)を体内に取り込むことによって起こる様々な反応のことを 「食物アレルギー」と呼びます。
 特に、卵、牛乳、小麦がアレルギーを引き起こす可能性が高く、三大アレルゲンと呼ばれています。
 他にも、アレルギーの可能性がある食材としては、大豆、海老や蟹、蕎麦などもあります。
 ただし、食物アレルギーはアレルギー全体の数パーセント程度で、あまり多くは見られません。

アレルギーコップとは

アレルギーが発症するのは、右図のように
よくコップに貯まる水にたとえられます。

 

花粉症を例に取ると、アレルゲンである花粉に触れると体(コップ)の中に抗体(水)が貯まってゆきます。
あるとき、コップの水がいっぱいになり、コップから水がこぼれだします。
これが花粉症の発症となります。

 

この考え方は、いわゆる「アレルギーコップ」説と呼ばれているものです。
ただし、花粉はアレルギーの原因の一つであって、他にストレスや遺伝なども関係していますので、イメージとして、コップには既にアレルギーの原因と思われるものが入っているため、水かさがみんな違っています。
そのため、犬によって、アレルギーが発生したり、発生しなかったりします。

アレルギー性皮膚炎の発症率上位5犬種

最近、アニコム損害保険株式会社が発表した犬のアレルギー性皮膚炎に関する調査では、発症率が高い上位5犬種は「ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア」「フレンチ・ブルドッグ」「ワイアー・フォックス・テリア」「柴犬」「シー・ズー」となっています。

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